手話奉仕員
仕事のなかみ
手話奉仕員は、聴覚障害者や音声・言語機能の障害をもつ人のために、行政や各種団体などが開催するイベント、講演会などで手話通訳をするのがおもな活動です。
また、聴覚障害者が出かけるときなど、日常生活のさまざまな場面に付き添って、コミュニケーションを援助する活動も行っています。
活躍の場
手話奉仕員は、市町村の社会福祉協議会や障害者福祉担当部署、ボランティアセンターなどに登録し、聴覚障害者などの要望に応じて活動します。
また、所属する手話サークルなどを通じて、行政や各種団体の要請に応じています。
手話通訳については、都道府県などの事業として、手話奉仕員養成・手話奉仕員派遣事業、手話通訳者設置事業を厚生省の補助で行っています。
具体的な事業内容は自治体によってさまざまで、手話奉仕員の養成・派遣については障害者福祉団体などに委託して行われることもあります。
この制度のもとで手話奉仕員が派遣される場合、1時間750円〜4,000円程度の活動費(交通費を含む。東京の場合)が支払われます。
ボランティアセンターからの依頼で活動する場合にも、これに準じた活動費が支払われるようですが、個人からの依頼などでは無償の派遣になることもあります。
手話通訳者設置事業は、手話通訳者を行政の職員として雇用するもので、手話奉仕員とは性格を異にします。
また、労働省の事業として手話協力員制度も実施されています。
これは各地の聴覚障害者団体などの協力を得て、全国のハローワークに週1回2時間程度、
手話ができる協力員を置く制度ですが、手話協力員は手話奉仕員が兼ねているケースが多いようです。
参加のしかた
手話奉仕員として活動するには、まず手話理論や手話通訳の実技を習得することが必要です。
手話通訳の技能は、市町村などの社会福祉協議会、障害者福祉担当部署、ボランティアセンター、各地の聴覚障害者団体、ボランティアグループなどが開催する手話講習会、手話奉仕員養成講座などに参加して学びます。
日常会話程度の初歩的技能を習得する初級コース、さらに中級コース、上級コースなどとクラス分けをしている場合が多く、
中級程度の技能を身につけたうえで手話奉仕員として登録し、ボランティア活動を行うことになります。
なお、手話通訳では厚生大臣が認定する手話通訳士の資格が設けられています。
手話奉仕員としての経験をふまえてキャリアアップするためにも、手話通訳士の資格には注目しておくとよいでしょう。
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