保育ママ:育児サポート会員
保育ママの制度は、自治体によって公認された育児経験者が自宅で0歳〜3歳の子ども3人までを保育するもので、制度の名前から「家庭福祉員」といったよび方もあります。
保育園では、乳児を受け入れるところは非常に少なく、いつも満杯状態です。
保育ママは乳児も受け入れ、ミルクや食事、おむつの世話などをします。
幼児には本を読んだり、いっしょに遊んだりして過ごし、散歩にも連れていきます。
市町村の広報紙に、保育園の案内といっしょに制度の紹介が掲載されていることが多く、産休あけ、育休あけの子どもの預け先として利用されています。
育児サポートは1995年、仕事と育児の両立を支援するための、労働省の補助事業としてスタートしました。ファミリー・サポート・センター事業といいます。
この制度は、軒町村または規定による公益法人がファミリー・サポート・センクーを設置し、その地域の会員を募る形で運営されています。
行うのは育児に関する相互援助活動。
保育園の保育時間外に子どもを預かること、保育園の送り迎えをすること、学校の放課後や学童保育の終了後に、子どもを預かることなどが活動内容となっています。
子どもを預けたい人が依頼会員、預かる側が協力会員となってファミリー・サポート・センター(相互援助組織)に登録します(依頼、協力というよび方は組織によって異なる)。
仕事の都合で子どもを預ける日時が変則的という人もいますが、育児サポートの場合、対応が柔軟です。
たとえば、予どもが軽い病気で保育園には預けられないときに臨時で終日預かるとか、会員同士で子どもを預け合うケースもあります。
保育ママは自宅を開放して子供たちを預かります。
個人宅なので、子どもは家庭的な雰囲気の中で過ごせます。
また、預かる子供が3人まで(自治体によって多少の違いはある)と少ないので、集団行動になじめない子供でも、じきに慣れるようです。
育児サポート協力会員の活躍の場も主に自宅です。
援助活動が出来る日時を登録しておき、ファミリー・サポート・センター(各地区のサブリーダー)の斡旋により子供を預かります。
自治体では、保育園に入れない待機乳児問題の解消のために、最近では保育ママの増員を進めています。
従来は、自治体の多くが保育ママの条件として保育士などの資格のある人に限定していましたが、
最近は無資格でも研修を受け最終認定で残った人を保育ママとするといった自治体も出てきています。
子どもを預ける側と保育ママとのマッチングは、自治体が紹介して面接というところまで段取りをしますが、あとの契約や金銭のやりとりは当事者ですることになります。
東京都世田谷区の例では、保育条件は、午前8時30分から午後5時まで、基本料金は月額2万円。ほかに実費が加わります。
保育時間の延長に応じることもあり、総額は用こ3万円ぐらいになるようです。
保育ママになりたいときは、各日治体の窓日に問い合わせて条件などの詳細を確認しましょう。
育児サポート会員になりたい場合は、在住の地域にファミリー・サポート・センターがあれば登録を申請します。
その地域に住んでいる人であれば、特に資格は必要でなく、経験や性別も問われません。
援助活動に必要な知識や技術を得るための講習が開かれており、組織にもよりますが、
一般に協力会員は、児童心理学や栄養学などを学ぶこの講習を受けることになります。
組織には会員から選ばれた各地区のサブリーダーと、それをとりまとめるアドバイザーが置かれていて、地理的条件などを考慮しながら依頼・協力会員のコーディネートをします。
援助活動の報酬は1時間600円から900円ぐらい。
ミルク代や交通費などは実費を依頼会員が払うように取り決めているところが多いようです。
キャンセルについての規定もそれぞれ設けられています。
なお、事故に備え、会員は一括してファミリー・サポート・センター補償保険に加入することになっています。
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