あんまマッサージ指圧師・はり師・きゅう師
人間のもつ自然治癒力を高めることに主眼を置くのが、東洋医学。その伝統療法の担い手です。
自然治癒力に働きかける触れ合いの医療
あんまマッサージ指庄師は、手技によって筋肉のこりをほぐし、血行を改善し、全身の機能を調整して健康増進や疾病の予防と治療をします。
病気や手術後などに拘縮した筋肉の動きをよくしたり、患部を押したりもんだりして痛みを媛和させる医療専門職です。
薬を使わないで徒手だけの技術で治療するのが特徴です。
はり師は、金属のはりで人体の経穴(つぼ)に刺激を与えて神経の興奮を静め、
きゅう師は、もぐさで温熱刺激を与えることによって、自然治癒力を活発にし、身体の機能回復効果をはかります。
最近では、極超短波、赤外線や紫外線を利用した機器を使っての治療もあります。
仕事につくには、国家試験に合格して免許を取得する必要があります。
治療院や、病院の整形外科、リハビリテーションセンター、老人福祉施設などがおもな仕事の場です。
最近、医療機関では東洋医療技術を積極的に取り入れる傾向があり、病院に就職するケースも増えています。
独立開業も可能です。
社会福祉施設のうち、肢体不自由者更生施設や重度身体障害者更生援護施設では、あんまマッサージ指圧師を置くことが義務づけられています。
また、視覚障害者更生施設のなかには、就労のための教育訓練を提供する、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師の養成課程をもつところがあります。
あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師の免許は別のものですが、
国家試験科目は共通のものが多く、複数を受験すれば共通の試験が免除されることなどから、3つの資格を同時に取得する人が多いようです。
資格取得後は、治療院に勤める人が多いのですが、数多くの患者をみながら臨床経験を積むことで技術を高めていきます。
5年以上の経験を積み、介護支援専門員の受験資格を得ることもできます。
一度社会に出てから再び勉強を始める人が多いのも特徴です。
資格取得のために養成学校で学ぶ費用は数百万円に及ぶこともあり、けっして安くはありませんが、独立開業の場合の収入は技術と経営力次第です。
治療のみでなく、健康の保持・増進にも利用されており、スポーツ、美容、保健の分野でも需要が増大しています。
あんまマッサージ指圧師の資格をもっているエステティシャンも多いようです。
リラクゼーションの効果に期待
ストレスからの解放とリラクゼーションの効果が知られるようになり、施術の対象者が幅広い層に広がっています。
ケアを施す人たち自身のケア、という観点でも、活躍が期待できます。
資格を取るには
養成学校で学び国家試験
高校を卒業後、養成課程をもつ学校に進み、修了して国家試験を受けます。
4年制大学と、3年制の短大・専門学校があります。
最近人気の高まっている仕事なので、入試倍率があがり、そのための予備校もあります。
あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師を同時に受験するときは、共通する12科目のほか、あんまマッサージ指圧理論、はり理論、きゅう理論を加えた全15科目の試験を受けることになります。
視覚障害者のためのコース
視覚障害者のためには、盲学校などに、中卒後に進む3〜5年課程のコースが設けられています。
課程を経て国家試験を受けるのは変わりません。
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