動物介在療法インストラクター
仕事のなかみ
動物介在療法は、最近はアニマル・セラピーというほうが一般的かもしれません。
英語で正しくはアニマル・アシステッド・セラピー(AAT)といいます。
高齢者や心身障害児・者、エイズ患者、虐待などを受けて心に傷を負った子どもたちに対し、動物と触れ合う機会を与えて、心を開くきっかけをつくります。
アメリカでは、AATの歴史が長く、その活動の中心になっているのがデルタ学会です。
学会の定義するAATとは
「人の治療の段階で不可欠な役割として動物を介在させ、その効果を活用する。
AATに働く動物たちは、選別され、トレーニングを受け、AAT動物としての特別な基準をクリアしていることが必要。
さらに専門のセラピストが動物と患者との相互作用を正しくリードし、治療の目的に沿って適応させていく療法である」
とあります。
したがって、アメリカなどではAATの専門のセラピストがいるのですが、日本ではまだ職業として確立しておらず、資格制度もありません。
活躍の場
日本では、アニマル・アシステッド・アクティビティ(AAA)がボランティア活動として広がっています。
その中心になっているのが、動物病院福祉協会で、獣医師と同協会が認定した動物とその飼い主が、高齢者や障害児の施設などを訪問し、人と動物の触れ合う機会を提供しています。
就職&キャリアアップ
アメリカでは、心の痛を抱えた子どもたちと動物たちがいっしょに暮らし、AATを実践している寄宿学校があります。
本格的にAATを学びたいのなら、この学校で研修とインターンプログラムを受けることもできます。
しかし、前述のように資格を取得していますぐに日本でプロとして働けるというわけではありません。
国内では、動物病院福祉協会がAAAのためのインストラクター養成講座を開催していますが、講座修了後はボランティアとしての参加になります。
AAAに携わりたいのなら、たとえば獣医師になる、またはインストラクターとして経験を積むという方法もあります。
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