医師:歯科医師:薬剤師
医療技術が高度化・専門化したことて、分業による診療が主流になりましたが、チーム医療では、医師は各種専門職に対して指示を出すかなめとなります。
一方、大がかりになりすぎた病院での診療への反省から、患者本位の医療のために、往診や在宅ホスピスなどに熱心に取り組む人も出てきました。
歯科医師は、治療や歯並びの矯正がおもな仕事ですが、口腔内のがんなどでは、外科医、麻酔医らとのチーム医療にあたることもあります。
高齢社会を背景に、一般に歯の健康に対する認識が高まっていることから、8020運動(はちまるにいまる運動。
80歳になっても自分の歯を20本保つことを目標とする、生涯を通じた歯の健康づくりの運動)での役割など、今後さらに必要とされる職務です。
薬剤師は、病院・薬局での調剤業務、製薬会社の研究開発員、医薬品販売業、化粧品会社の管理薬剤師と、幅広く活躍しています。
1992年の医療法の改正により、医療チームの担い手の一員としての役割が高まって、患者本位の医療のために、
病院では病室に出向いて患者とコミュニケーションをとるなど、臨床薬剤師としての役割も重視されてきています。
医師の約6割が病院勤務で、開業医は3割といわれています。
医師は嘱託も含めて、ほとんどの社会福祉施設で配置が定められています。
歯科医師は、約6割が開業医で、ほかは総合病院や診療所、保健所などに勤務しています。
高齢者専門に、給食や入浴のデイサービスを提供しながら歯の治療をする新しい診療の形、介護型歯科も登場しています。
薬剤師は、薬局、病院、診療所などにおける調剤業務だけでなく、製薬会社の管理薬剤師や研究員、医薬品販売の管理薬剤師、毒物劇物取り扱い責任者など、
さまざまな場で薬に関する専門家として活躍しています。
最近は、これまで病院内で調剤していた業務を病院外の薬局で行う医薬分業体制が進んでおり、市販されている薬のアドバイザーとしての役割も期待されています。
病院外の調剤薬局では「かかりつけ薬局」として、患者の薬歴を把握してトータルな健康管理に努めています。
医師は、国家試験に合格したのち、義務ではありませんが指定病院などで2年以上の臨床研修(有給)を経て一人立ちするのが一般的です。
歯科医師は独立開業するケースが多いのですが、最近では独自の分野(介護型、往診専門、美容、スポーツなど)でキャリアを積むことで、経営に特徴をもたせることも多いようです。
薬剤師は、専門課程の大学を卒業すると受験資格が得られるため、実際は就職先を決めてから同家試験に挑むことになります。
医師、歯科医師、薬剤師は、介護保険関係の居宅サービス事業のうち、居宅療養管理指導にあたります。
5年以上の実務経験により介護支援専門員の受験資格も得ることができます。
介護保険事業の多くの分野では、医師や薬剤師の配置が義務づけられるなど、社会福祉分野での今後の需要はますます期待できます。
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