要約筆記奉仕員
仕事のなかみ
要約筆記奉仕員は、聴覚障害者のなかでも、おもに手話の習得が困難な中途失聴者や難聴者などの意思伝達をサポートするボランティアです。
たとえば、聴力障害者が病院に行き医師の診察を受けるような場合、会話の内容を要約してノートに書き出し(この手法をノートテークといいます)、意思疎通の仲立ちをします。
また、講演会など一度に大勢の人を対象とする場では、内容を随時要約して筆記し、OHP、スクリーンなどを使用して会場の聴覚障害者に伝えます。
最近では、手書きに代わってパソコンを用いた要約筆記も行われるようになっています。
比較的新しい活動なので、要約筆記奉仕員の数はまだ少ないのが実情です。
活躍の場
要約筆記奉仕員は、市町村の社会福祉協議会や障害者福祉担当部署、ボランティアセンターなどに登録し、聴覚障害者などの要望に応じて活動します。
また、厚生省の補助事業として、都道府県などが行う要約筆記奉仕員養成・要約筆記奉仕員派遣事業があります。
具体的な事業の内容は自治体ごとに異なりますが、障害者福祉団体などに委託して行われることもあります。
この事業の通用を受けて派遣される場合は、交通費の実費と1時間500円程度の謝金(宮城県の場合)が要約筆記奉仕員に支払われます。
参加のしかた
要約筆記奉仕員として活動するには、まず要約筆記の方法・実技、関連機器の取り扱いなどを習得する必要があります。
要約筆記の技能は、市町村などの社会福祉協議会、障害者福祉担当部署、ボランティアセンター、各地の聴覚障害者団体などが開催する要約筆記奉仕員養成講座などに参加して学びます。
その後、要約筆記奉仕員として登録し、ボランティア活動を行うことになります。
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