病棟保育士:プレイセラピスト
仕事のなかみ
病棟保育士の仕事は、病院に入院している乳幼児たちの世話をすることです。
看護士と違う点は、医療職ではないので注射などの医療行為は行わないこと。
重要なのは乳幼児を抱っこして、目を合わせて笑いかける、言葉であやすなど触れ合いの時間をもつことです。
病棟の乳幼児は、病気の痛みや家族と離れる不安などでストレスを抱えるため、情緒欠乏で不安定になったり、発育不良といった問題が生じたりします。
幼児も赤ちゃん帰りを起こして泣きわめき、病状を悪化させたりと悪循環です。
医師や看護士の対応には限界があります。
病棟保育士がいる小児科病棟では、泣き声が少ない、子どもが落ち着いているので治療効果があがるといった報告が多くなっています。
活躍の場
病棟保育士が勤務しているのは、病院の小児科病棟や未熟児などがいる新生児の集中治療室といったところです。プレイルームで相手をすることもあります。
就職&キャリアアップ
全国の医療機関で保育士導入に賛成のところは7割近くありますが、実際に勤務しているのは1割弱という状況です。
その理由として、いまの医療保険制度では保育士が医療給付の対象にならず、人件費が負担になるという問題があります。
けれども、病棟保育士に対する評価は高まっており、厚生省は病院が新しく保育士を採用する場合は、一定の補助を出す導入促進事業を始めました。
また、千葉県の聖徳大学短期大学部が医療の現場で働く保育士の養成コースを設置しました。
現在、小児科のある病院では、看護助手などの採用枠で、病棟保育士を募集しているケースがあります。
病棟保育士の制度化をめざして研究会が発足するなどの動きも活発になっています。
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