園芸療法士
仕事のなかみ
植物を育てることによって、人は安らぎを覚えたり、それが癒しになることもあります。
園芸療法はそんな植物のもつ力を医療や福祉、リハビリテーションなどにいかし効果をあげようというものです。
療法を受ける人は、
障害者、リハビリテーションに励んでいる人、
高齢で痴呆などの症状がある人、
または薬物やアルコール依存、さらに犯罪を犯し更生をめざす人などです。
植物は、愛情をかけて育てればその成果が現れます。
そのプロセスが、治療を受けている人にとって自信を取り戻したり、前向きにものごとに取り組むきっかけにもなります。
また、土を耕したり、肥料運びや草むしりといった労働は、リハビリの効果があります。
このような療法を行うのが園芸療法士ですが、たんに草花の栽培知識があるだけでなく、治療・援助の方法、教育の専門的な知識・技術をもっていなければなりません。
さらに、療法を受ける人、あるいはグループのために、治療目的を設定し、
それに合わせてどのような作業を行うのか、道具の工夫、環境の整備などについて、プログラムを作成します。
活躍の場
園芸療法はさまざまな分野で実践可能です。
実際、園芸療法の効果が注目されるようになり、多くの場所で行われるようになってきました。
医療分野では小児病棟、精神病棟、リハビリテーション科など、福祉分野では高齢者の施設や障害者の施設、グループホームなど、
さらに刑務所やまたは不登校や自閉症の子たちが集う施設などで行われています。
就職&キャリアアップ
園芸療法はアメリカが先進国で、園芸療法士の資格制度もあります。
イギリスでも活動は活発ですが、イギリス園芸療法協会があるものの、資格制度は確立されていません。
日本では全国に10ほどの園芸療法の団体が発足しています。
園芸療法士の資格制度はありませんが、すでに園芸療法に関する授業科目を開講しているところもあり、
恵泉女学園短期大学園芸生活学科、大分短期大学園芸学科、東京農業大学短期大学などで行われています。
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