リハビリを職業とする人
リハビリを仕事に活動しているのは、作業療法士だけではありません。
つぎに紹介する職業は、いずれも作業療法士と同じようにリハビリを目的に活動しているなかまの職業です。
作業療法士は、これらの職業とれんけい連携し、おたがいの専門能力をそれぞれ発揮することでひとりひとりの患者のリハビリを行っているのです。
理学療法士
医師の指示のもとに、基本的な運動能力の回復のため、マッサージ、温熱、光熱、入浴などの理学療法を行う人たちです。
作業療法は指が動かせる、関節が動かせるという基本的な動作からもう一歩踏み込んで、字を書く、着替えをするといった応用的な動作ができるように援助をしますが、
理学療法は手や足の麻痺といった、身体的な障害に対して、少しでも動くようにすることを目的としています。
言語聴覚士
「耳が聞こえにくくて言葉が分からない」
「聞こえていても言葉を発声、発音することができない」
などの言語機能や聴覚に障害を持つ人に対し、機能の維持向上のための訓練や必要な検査を行います。
本人はもとより、家族に対しても助言や指導を行います。
視能訓練士
幼いうちに眼の病気にかかって機能が損なわれた人など、両眼視機能に何らかの障害を持つ人の機能回復のための訓練を行います。
臨床心理士
心の健康を害している人の相談に乗り、心理検査などを通して障害の原因をさぐります。
そして、回復に向けての心理療法を行います。
作業療法士と力を合わせるのは、これらリハビリの職業だけではありません。
リハビリにはさまざまな職種がかかわります。
患者にリハビリが必要かを判断するのは医師の仕事ですし、病棟の看護師は入院中の患者の生活を支えます。
リハビリが必要な高齢者のお世話をするホームヘルパーや介護福祉士には、腕の曲げ伸ばしやマッサージといったかんたんなリハビリ作業を作業療法士からお願いすることもあります。
このように、作業療法士は効率よいリハビリを行うために、さまざまな他業種との連携が求められるのです。
つまり、リハビリは作業療法士を含めた、多くの人の力が合わさり、はじめて成り立つものであるといえます。
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